夢の小さなドームハウスをつくろー!
いくら小さいと言っても、
小屋であり建築です。
いろいろと考えなければならないことがありそうですよね。
世の中にないものをつくり出すために、
こんな手順で進めてみようと思います。
- コンセプトを考える
- エスキース と ちょっと設計
- 模型を使ったデザイン考察
まずはコンセプトから。
- バラバラにした状態で現場に運び込める
- 1人でも作れる
- 丸ノコとかの電動工具なしで組み立てられる
- なるべく安く作れる
- カッコイイものにする
そして一番大切な外せないコンセプトとして、
- 小さくてもフラードームとする
ざっくりとこんな感じ。
元々のアイデアはというと、
東京のアパートの裏で
コツコツと作った三角パネルを森に運んで、
キャンプしながらドームを組み立てられたら楽しいだろうなぁ~
という妄想が発端です。
パネルは車に載せられる大きさがいいですね。
1人で組み立てることを考えると、
あんまり重くなっても困ります。
そうすると、
三角をたくさん作って組み立てる方式しかありません。
大きさはどうしようかといろいろ考えましたが、
ぎりぎり10平米(へいべい:平方メートル)
以下にすることにしました。
10平米以下というのは、
法的にめんどくさくない大きさだから、
というのがその理由です。
一般的に、
行政への「申請が必要ない大きさ」とすることにしました。
確認申請やその他届け出が必要な地域もありますが、
法的な話はつまんないのでまた今度。
1人で作ることを考えると、
ひとつずつ積み上げるように
組み立てられなければなりません。
大型のドームに採用している
「フラードーム」は、
パネルの種類が2種類しかない為
何枚もパネルを作る事を考えると楽です。
しかし、大きな問題があります。
半球を作って地面に置いた際に、
一番下の地面と接する部分が平らにならないのです。
地面とドームの間に、
隙間が出来てしまいます。
隙間を埋める為に変形の木材を敷いたり、
台形の壁を先に立てておくことも考えられますが、
パーツを増やしてしまうと複雑になりますし、
それだけ掛かる費用も上がってしまいます。
そんなことで今回は、
半球の一番下の段がまっ平らになる
「新型フラー」を採用することにしました。

左:旧型フラー、 右:新型フラー
新型のフラードームは、
一番下が平らな代わり、
3種類の三角を必要とします。
2種類作るのと3種類作るのでは、
3の方が面倒ではあるのですが、
地面にぺたっと置くことが出来る方が絶対に良い!
以前、ドームと地面との間の変な隙間を、
木っ端で埋めているドームを見たことがあるのですが、
「えーーー、そういう使い方だったら新型にすれば良いのにー!!」
と非常に残念に感じたことがあったので、
どうやっても隙間が出来ない新型にすることにしました。

だんだんとコンセプトや基本形状の整理がついてきたところで、
次は、
「エスキース」
「ちょっと設計」
「模型を使ったデザイン考察」へと進んでいきましょー。