小さなフラードーム小屋を考える(その1)

夢の小さなドームハウスをつくろー!

いくら小さいと言っても、
小屋であり建築です。
いろいろと考えなければならないことがありそうですよね。

世の中にないものをつくり出すために、
こんな手順で進めてみようと思います。

  1. コンセプトを考える
  2. エスキース と ちょっと設計
  3. 模型を使ったデザイン考察

 

まずはコンセプトから。

  • バラバラにした状態で現場に運び込める
  • 1人でも作れる
  • 丸ノコとかの電動工具なしで組み立てられる
  • なるべく安く作れる
  • カッコイイものにする

そして一番大切な外せないコンセプトとして、

 

ざっくりとこんな感じ。

 

元々のアイデアはというと、
東京のアパートの裏で
コツコツと作った三角パネルを森に運んで、
キャンプしながらドームを組み立てられたら楽しいだろうなぁ~

という妄想が発端です。

セルフビルドを始めようとしたけれど(その4:出会い)

2019.07.14

 

パネルは車に載せられる大きさがいいですね。
1人で組み立てることを考えると、
あんまり重くなっても困ります。

そうすると、
三角をたくさん作って組み立てる方式しかありません。

 

大きさはどうしようかといろいろ考えましたが、
ぎりぎり10平米(へいべい:平方メートル)
以下にすることにしました。

10平米以下というのは、
法的にめんどくさくない大きさだから、
というのがその理由です。

一般的に、
行政への「申請が必要ない大きさ」とすることにしました。

確認申請やその他届け出が必要な地域もありますが、
法的な話はつまんないのでまた今度。

 

1人で作ることを考えると、
ひとつずつ積み上げるように
組み立てられなければなりません。

大型のドームに採用している
「フラードーム」は、

パネルの種類が2種類しかない為
何枚もパネルを作る事を考えると楽です。

しかし、大きな問題があります。

半球を作って地面に置いた際に、
一番下の地面と接する部分が平らにならないのです。

地面とドームの間に、
隙間が出来てしまいます。

新型フラードームの秘密

2017.01.03

隙間を埋める為に変形の木材を敷いたり、
台形の壁を先に立てておくことも考えられますが、
パーツを増やしてしまうと複雑になりますし、
それだけ掛かる費用も上がってしまいます。

そんなことで今回は、
半球の一番下の段がまっ平らになる
「新型フラー」を採用することにしました。

左:旧型フラー、 右:新型フラー

 

 

新型のフラードームは、
一番下が平らな代わり、
3種類の三角を必要とします。

2種類作るのと3種類作るのでは、
3の方が面倒ではあるのですが、
地面にぺたっと置くことが出来る方が絶対に良い!

 

以前、ドームと地面との間の変な隙間を、
木っ端で埋めているドームを見たことがあるのですが、

「えーーー、そういう使い方だったら新型にすれば良いのにー!!」

と非常に残念に感じたことがあったので、
どうやっても隙間が出来ない新型にすることにしました。

 

だんだんとコンセプトや基本形状の整理がついてきたところで、
次は、
「エスキース」
「ちょっと設計」
「模型を使ったデザイン考察」へと進んでいきましょー。

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

ドームハウスにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

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ABOUTこの記事をかいた人

和田 啓宏

一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることが出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。