売っている石焼き芋って
どうしてあんなに甘くて美味しいんでしょうね。
今回、いろいろ実験してみて分かったんです。
あんまり高温ではだめで、
ゆっくりじっくりが大事なんですね。
200℃〜250℃で1時間強らしいのですが、
これは、芋の大きさによります。
蜜たっぷりの有機栽培の蜜いも。
蜜たっぷりって書いてあるのにたっぷりに焼けなかったとしたら、
高温でぱっぱっと焼いてしまうからがその原因です。
βーアミラーゼ消化酵素を
70℃前後でじっくり加熱してやると
甘味成分の麦芽糖になるそうです。
このちょっと低い70℃を長時間保つことが
薪ストーブの遠赤外線の中だと生まれやすいのではないかと思います。
まず、芋を新聞紙にくるんでぬらし、
アルミホイルにくるみます。
これを薪ストーブに投入。
後ろの方の直接火が当たらないすみっこに置きます。
火をおきにして…とか、
灰をかぶせて…とか、
書いてあるところもありましたが、
そんなことは必要なく、ただ置くだけでOK。
今回は45分たったらアルミの焦げ具合をみながら、
裏返したり、置き場所を変えたりしてみました。
これが良いみたいです。
押してみて柔らかくなってきた頃合いで取り出すと、
新聞紙が蜜でびっしょり。
おぉ~
上手く行ってますね~
皮にしわが寄って、
内側にこんがりとした焼き色がつくと良いそうですね。
雪の降る週末の午後、薪のはぜる音と焼けるお芋から出る蒸気のいい匂い。
ワンコインほどの、
冬の小さな幸せ
でした。