小さなフラードーム小屋をつくる(その4)

ちいさなセルフビルド・ドームハウスを組立てました。

直径3.6m 高さ2.2m の半球ドーム。

住宅規模の大型ドームは三角60枚ですが、
同じ形状でつくると天井高が低くなるため、
ミニサイズの場合は三角をもう一段増やします。

窓やドア部分を考えず、
まずは半球を完成させることにしましたので
三角合計105枚とします。

三角パネルは、事前に2枚、3枚、5枚の三角に接合。
枠だけであれば、3枚セットでも5枚セットでも、一人で持ち上げられますので、出来るだけ先に組んでおく方が良いですね。

これで全セットになります。

床面の広さはこんな感じ。
大きい方のべニアが1820mmx910mm、
畳1帖よりちょっと大きいサイズになります。
15角形の6帖間ですね。

枠に前もって開けてある穴に、
ボルト3本を通しながら三角同士を接合していきます。

結構簡単に組めますね~
二人で組むと、楽しいんでどんどん進みます。

ここまで45枚の組み立て作業で、
午前中の作業終了ぉ~

二人で2時間の仕事でした。

地面が平らでなければ上手く組めないのではと思っていましたが、
下の段30枚をしっかり固めてしまえば、
少々の凸凹は吸収してくれるんですよね。

地面とパネルの間に高さ調整の板を挟むことなく、
平らでないところは浮いた状態でも問題なし。

さすが超高強度のジオデシックドーム構造です!

 

さぁ、引き続き午後仕事スタート。

上の段に行くに従って、だんだんと組みにくくなってきました。

ボルトの穴が合わず、枠を木づちで叩いたり、
穴に太い釘やドライバーを差してねじって
合わせる作業が必要になってきました。

三角は1ミリの誤差もなく
ピッタリの大きさで製作してありますので、
合わないのは穴位置のせいではなく、
三角同士のズレが原因。

木造の欠点は、
木が痩せたりねじれたりと言った
自然の歪みが出てくる事なんです。

 

このミニドームは新型フラーで設計したので、最下段三角の上下が平らになります。
これ、大事です!

新型フラードームの秘密

2017.01.03

外から見ても、地面と接するラインと、その上のラインが並行でまっすぐでしょ。
造形、とても美しいですね~

ここから上が結構大変。

ズレたまま穴を大きく広げて接合してしまうと、
そのズレた誤差が上に行くに従って加算されていき、
どんどん入らなくなっていきます。
最下段で1mmのズレが2段目で2mmになり、
3段目で3mmミリになり、、、、
といった具合。

なるべくパネルが正確な位置に来るように
叩いたりねじったりしながら頑張って組むのが正解です。

この辺りから内側に倒れ込む力が大きくなるため、
小さな万力「クランプ」で挟みながら
穴位置を合わせる必要が出てきました。

上ばかり向いているんで、首がいたい、、、

残すところ5角形のみ。
秋の空がきれいですね~

 

午後も2時間の作業で完成!!
二人でのんびり楽しみながら作業をして、
4時間の工程でした。

球体って外から見ると小さく見えますが、
中に入るとびっくりするほど大きく広く感じるんですよね。

最後にお約束。
登頂の記念写真です。
イイネ!!ヽ(o’∀`o)ノ ♪

次は、窓やドアを作っていきま~す。

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

ドームハウスにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

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ABOUTこの記事をかいた人

和田 啓宏

一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることが出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。