小さなフラードーム小屋をつくる(その7)

ミニドーム、次は防水工事です。

通常の木造の防水は、
アスファルトのシートである「アスファルトルーフィング」
屋根野地板の上に張っていきます。

しかしアスファルトルーフィングは紙のようなもので、
タッカー(ホッチキス)で留めていく施工方法をとり、
のりで貼るようなものではありません。

普通の屋根は傾斜の付いた平面なので、
屋根の下の方から
1m幅のシートを横に長く張っていき、
重ねながら上へ上へと張り上げていくだけで
防水は確保できます。

上から流れた水が
重ねた間に入りさえしなければ、
シートをのり付けしなくても雨漏りはしません。

しかしドームの場合、
三角面の集まり。

角部分でシートが曲がっていき、
張り合わせ面を
地面と平行に保ちながら張ることができません。

また、
一辺70cm程度の小さなドームでは、
1m幅のシートを平らに張ることも出来ず、
しわだらけになってしまいます。

張り合わせ面が斜めになっていたり、
そこにしわがあり隙間ができると、
毛細管現象により水が吸い上げられて
雨漏りにつながってしまいます。

そこで、
ミニドームではベタベタの
糊が付いているシートを貼っていきます

 

 

このシート、くっつくだけでなくゴム系の製品でもあり、
角部の曲がっているところにも上手く貼ることができます。

アスファルトシングルの場合は、
穴を開けたり、切ったりする事がはばかられますが、
ちゅうちょ無くザクザク切りながら、
ペタペタと貼っていくだけでOK。

心配な部分は、上に何枚も重ね貼りをすれば良いですし、
とにかく貼るだけ。

ペタペタ、ペタペタ。

そんな防水工事作業を一日掛けて行うことにより、
水に濡れると心配な合板ドームを
全てカバーする事ができました。

良いですね~

防水が出来ると、かなり安心。

雨が降ろうと、雪が降ろうと、
ゆっくり先の工事に進めます。

しかし、まだ窓がないんですよね。

アルミサッシ製作の試行錯誤が、
まだまだ続いているのです。。。

そんなことで、
またまたブルーシートのお団子にして
今回も終了なのでした。

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることが出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。