家づくりは土地がなければ始まりません。
でも良い土地を見つけるのって結構大変です。
その土地での新しい人生が始まると思うと、一軒の不動産屋さん、一人の営業の知識だけを鵜呑みにして良いものか、って悩んでしまいますよね。
物理的な条件、つまりその土地のスペックだけを考えれば良いのであれば、上下水が整備されているのか、電気や光電話回線のインフラが来ているのか等を比べていけば良いだけです。
車や家電製品を買う時同様に、スペック表にたくさん丸が付いている商品が高性能で、値段も高い、と言うことに普通はなります。
しかし田舎の土地の場合は、見えないところの判断によって、今後掛かる費用や苦労が変わってくる難しさがあります。
不動産屋さんに聞けば良いかというと、彼らは見えている部分しか教えてくれません。
知らないから教えようが無い場合もあると感じます。
不動産屋さんと仲良くなって、地元の人とも仲良くなって、近所の方とも仲良くなって、、、
徹底的に情報収集をする事から始めるのが良いのですが、「見えない部分ってなに?」というのが気になりますよね。
そんな話を以前のブログから抜粋してご紹介いたします。
電気、道路、上下水など、土地のスペックって何があるのかを簡単に触れたのがこちら。
キャンプの延長から始めてみる話です。
週末にリフレッシュするだけの存在だった森から、日々の暮らしを送る森へ。
月に2回3回と、森へキャンプに出かけなければ精神的に保たない人は、都会での暮らしが肌に合わないのだと思うのです。
逆に森に住みながら、月に3回、都会へ仕事に行く暮らしが世の中にはあるんだと信じる事から始めればいかがでしょうか。
気になり始めると、その気になっている事に関連した情報が自然と集まってきます。
これは、心理学的に「カラーバス効果」といい、誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。
・ある車を買おうかなと思い始めると、その車種ばかりが走っている様に感じる。
・子供ができると、世の中、妊婦さんばかりに感じてしまう。
本人が気が付かなくても、脳は気になっていることを無意識に集めてしまう能力を持っています。
まずは、理想の未来があることを信じることから始めてみると、案外、夢から近づいてきてくれるものです。
次は、土地のスペック。
田舎の情報を見ていると「水道」が引き込まれているとは思えないほど森の奥深くで、周りに一軒も家がない場所が多く見つかります。
そんな物件に遭遇すると、水の種類を確認する必要が出てきます。
水道が無くても、井戸が入っていればそれだけで安心なのでしょうか。
実は全くそんなことは無いのです。
後々、トラブルに遭遇したり、教えてくれなかった余分な費用が掛かってしまわないように、そういった話しを理解するために必要となる「井戸」についての解説がこちらです。
井戸の話を詳しく、工事の写真付きで解説してあります。
集めなければならない事、考え判断しないといけない事、土地のことだけ取ってみてもいろいろと悩みますよね。
そんな内容を箇条書きにしてみた記事がこちら。
ここには、「売っている土地なのに家を建てることが出来なかった」、という酷い話が載っています。
ここの事例は実際に私が経験してきた物件で、作り話ではありません。
そんな土地を売っているし、買えるんです。
「訴えてやる」となったとしても、「知らずに買った人も悪い」、という司法判断になることも充分あり得ます。
不動産屋さんには、売買の際に説明義務はありますが、「歩き回って疲れていたので、説明された内容に対して空返事をしてしまっていた」かどうかなんて判断出来ませんので。
そんなお話しをこちらで。
不動産屋さんではなく、家を建てる専門家である工務店や建築士であれば、見ただけでこれはマズイ、、、と分かる土地もあります。
建築士といえども、整備されている都会での仕事しか行ってきていない人は、山や森など山間地に建設する際の注意点は全くご存じない方もいらっしゃいます。
田舎暮らしの専門家的な建築士さんに巡り会えると、最高ですね。
最後に、私の場合はどうやって判断したのか、の記事がありましたので、こちらに。
セルフビルドを始めようとしたけれど(その5:土地購入の決断)
土地探しから新しい人生が始まります。
はじめの一歩を踏み出せる事、応援していますね。