ドームハウスを特集した本が、10年前に発行されているのをご存知でしょうか?
その名も『ドーム住宅 家族の夢が広がる自由な丸い家』(ドームハウスではなく、ドーム住宅という表現です。)
雑誌「モノ・マガジン」などを手がけるワールドフォトプレスから出版された、ドームハウスで初めてのムック本と言われています。
ドーム住宅 家族の夢が広がる自由な丸い家
風や地震に強く、熱効率もいい。最小の材料で最大の空間が得られ、音響効果にもすぐれている。丸くて新しい家のカタチがここにある! どこから見ても丸い「ドーム住宅」の魅力を伝える。
今もそうですが、住宅と言えば、四角い形を想像してしまうものです。10年前であれば、なおさらかと。
- 柱のない広い空間
- 風や地震にも強い
- 熱効率もいい
- 音響効果に優れている
などの良さを、少ない材料で実現できるその合理性、快適性は、今も変わらず磨かれている四角い形の家にはないドームハウスの良さです。その良さを踏まえ、本書では、実際に生活しているドーム住宅の実例集から設計図、Q&Aまで詳しく紹介されています。
ただし、時期的に弊社の設計事例は載ってません・・・そして、10年前ということもあり、ネットで検索しても品切ればかりです。アマゾンの中古で3000円ほどに値上がっています。(定価は1600円ほどです。)
技術者の間ではドームハウスが注目されつつある!?
今年の熊本の地震で、耐震性の高さに注目されたドームハウスですが、実は私たちが提案しているドームハウスは、「シェルターとしての家づくり」というテーマの元、研究レベルまで踏み込んでいます。これは、10年前では考えられないくらいの進歩です。
ドームハウスの構造は、元々複雑なため、専門家でも手を焼いてしまうレベルでしたが、テクノロジーの進化により、よりレベルの高いモノを、より簡単に実現できるようになってきています。
こういったことは話はなかなか表に出ることはないのですが、ドームハウスは確実に進化していますよ。