フラーが発明、提唱したテンセングリティー
この中に含まれている技術は、
その後の世界を変えるほど、
多くの人の心を動かしました。
その一部を取り出したものが、これ!
構造設計は、まさにこの
バランスの設計です。
例えば地面の強度。
3tの地面強度(地耐力)の土地に、
4tの建物を載せてしまうと、
その家は徐々に沈んでいきます。
例えば、
1mの雪が載っても大丈夫な設計の屋根に
2mの雪が積もると、
内部の梁は曲がり、
屋根は折れ、
家はつぶれていくでしょう。
簡単な引き算ですが、
それが構造を考えるということです。
そんな風に
全てはバランスの中で成り立っています。
建築も、
人間関係も、
この世の中も。
小さなおもちゃから伝わる、
えっ?
そうなの?
なんで?
な感覚が、
あらゆる世界にまで広がり繋がっていく。
まさにフラーが宇宙船地球号で提唱していた
世界のバランスを崩すことが破滅へ繋がるという考え方を
こうして手のひらの上で視覚化できるのが、
このテンセングリティーのおもちゃなんですね。
引張力と圧縮力。
上に引っ張られる力と、下に引っ張られる力。
そのバランスが取れていると、
こんなふうに宙に浮いたような構造体を作ることができます。
楽しみながら学べるのが、
フラードームの世界です。