ドームハウスは普通の住宅ではありません。
まっすぐな壁に囲まれている四角い部屋も無ければ、
作りやすい平らな屋根もありません。
2階は個室というより、屋根裏部屋。
外周に近いところは天井高も低く、
立つこともできません。
しかし、柱の無い大空間を木造で作るには、ドームは最適です。
丸い天井に包まれる心地好いドームハウスの空間性は、
他の工法では決して実現することが出来ません。
ただ天井が高く、広いだけの吹抜空間であれば、
四角い家でもつくることはできます。
しかしどのように作っても、
ドーム天井に包まれる安心感を実現することができません。
では天井を曲面にすれば、包まれる安心感を得ることが出来るのか?
どうもそうではないのです。
ドームの円い天井がどうしてそんなにも人を惹きつけるのか。
それは数学的に裏打ちされた理論が、
円い天井の中に隠されているからなのではないかと思います。
ドームハウスを作り出しているジオデシックドーム理論とはどういうものか。
以前の記事から少し抜粋します。
こんな風に、家自体が、空間自体が、
「黄金比」から作り出されています。
これが気持ちの良い空間を作り出している根拠です。
ただ丸いだけではダメなんですね。