新しい年が始まりました。
今年もまた、いろいろと新しいドームハウスが誕生します。
施工物件も、八ヶ岳近隣だけではなく、遠方の物件も動き始めました。
家づくりは、現場が始まるまでに多くの山を乗り越えなければなりません。
土地のこと、予算のこと、プランのこと、家族の中での話し合いが続きます。
希望のプランが決まっても、予算内に収まらないことや、土地や地域の規制によって、考え直さなければならないことも多くあります。
全てが整い、現場が始まるところまでたどり着くと、その感慨もひとしおです。
こちらの現場では、ドームハウスを載せるための基礎作りが着々と進んでいます。
解体から始まり、整地、掘削、床付け、配筋、型枠、コンクリート打設、と現場は続きます。
ドームハウスの姿が現れるまで、早くても1ヶ月ちょっと。 建て替えの場合は2~3ヶ月の時間を要します。
その間、地面の中やコンクリートに隠れてしまう部分の、細かい施工が行われます。
見えなくなるからこそ、丁寧な施工と、細部に渡るチェックが必要となります。
基礎の中の鉄筋にはそれぞれ役割があり、計算によって求められています。 ここでは、鉄筋の太さ、隣同士の間隔、上下との関係、重なり合っている鉄筋同士の長さ、折れ曲がっている部分の長さ等々、計算通り、国が定めた規定通りに施工されているかを確認しています。
検査をする方もされる方も、ドキドキの瞬間。
こちらの現場では、これだけの数の鉄筋が組み合わされているにも関わらず、一カ所の間違いも、手直しもありませんでした。
すばらしい!
ちなみに、私たち設計者が現場に出向き、このような仕事を行うことを「設計監理」と言います。
今年も、工事の無事を祈って。