10mドーム のキッチン案、
3パターン考えてみました。
左から1,2,3としましょう。
1は、元の案に近いですが、
後ろの食器棚と電子レンジ等のカウンターの収納力を
増やしてみました。
また、アイランドキッチンだったのを、個室化してみました。
アイランドキッチンは、みんなでわいわいとお料理をするのに向いています。
楽しいキッチンですが、その反面、ごちゃごちゃしがちのキッチンカウンターが、
いつもリビングから丸見えという難点があります。
いつでもきれいに片付けておかなければならないとか、
突然の来客時に、隠すことが出来ないとか、
吊り戸棚の設置場所によっては、収納力も劣ります。
格好いいですけどね。
キッチンを個室化すると、そんな悩みは無くなります。
しかしアイランドに比べると、
お料理をする人がちょっと孤独かもしれませんね。
予算的にはアイランドの方が高額になります。
カウンターが広くないとダメですし、
アイランド用の3方向から見える換気扇も高いのです。
元案ではパントリー兼シューズクローゼットが、
くるくる回れるプランになっていましたが、
こちらでは、シューズクローゼットを独立させてみました。
パントリーが無い変わりに、背の食器棚をちょっと増やしてあります。
次に真ん中の2案。
こちらは完全に独立した個室キッチンです。
テーブルも置けるようにしてみました。
アイランド型では、どうしてもお料理の臭いが家中に回ってしまいます。
特に吹き抜けに面してキッチンがあるプランでは、
換気扇で吸いきれない空気が、吹き抜け上へ回ってしまいます。
IHコンロを使用する場合は、ガスコンロよりも更に臭いが回りやすいです。
ガスは直火があるお蔭で、強力な上昇気流が生まれます。
臭いも湯気も煙も、換気扇へとぐんぐん上って行きます。
反面、火のないIHコンロでは、熱による上昇気流が少ないため、
換気扇で引っ張るしかなく吸いきれない事が起こるのです。
2案の良い点は、やっぱり隠せること。
また、粉が飛び散ったりしても、リビングと切り離してあるため、
キッチン内だけしか汚れないこと。
パン、ケーキ、そば打ち、お餅つき、、、
また、キッチンの熱が他の部屋へ回って行かないため、
夏にオーブンを使うとき等、家中が暑くならないです。
お母さんの書斎を、この中に造っても良いですしね。
3案は、リビングとキッチンの関係を近づけた案ですが、
元案のアイランド程は近く無く、個室キッチン程は遠くないプランです。
シンク周りが片付いていなくても、リビングからは見えにくいです。
冷蔵庫もリビングから見えませんので、
ワンルーム的であっても、スッキリとさせることが出来ます。
冷蔵庫って、いろいろと磁石で貼り付けちゃいますよね。
予定表とか、ゴミ出し表とか、、、
リビングから見えてしまわないように出来れば、
それに越した事はありません。
また3案だけは、元案のようにぐるぐる回れる動線(家の中での人が通る道)を残してみました。
玄関から直接キッチンへ行けますので、
お客さんが居るときにも、荷物を持ってこっそりキッチンに入れます。
また、キッチンに居ることが多い時間帯の来客への対応が楽です。
郵便屋さんや宅配便など、お料理中に良く来ますよね。
キッチン3パターン。
あなたのお好みのキッチンはありましたでしょうか?