ドームハウスは竜巻や突風にも強い?

ドームハウスの構造は、ご存じの通り、バックミンスターフラー博士により考案されました。当時は、コンピュータがまだ発達しておりませんでしたので、計算と実験のみにより、考え出されたものでした。

どれほど強いかということを証明する題材として、フラードームを採用したのが軍事に採用されたという事実があります。南極や北極圏を含む世界中に、レーダーを格納する建物施設として、フラードームが建設されました。

そこで竜巻レベルの風を受けたかどうかは、資料がなく分かりません。富士山の頂上にも気象観測ドームが、同様の構造で建てられており、現在は富士吉田の資料館に実物が移転保存されております。富士山や極地では、何年にも渡り、突風に合っていたことは容易に想像できます。

つまり、構造の形状としては、これ以上良い形は無いのではないかと思います。

コストと強度とのバランスが大事!

しかし、ここで問題になることは、それほどの強度を一般の木造住宅で実現出来るかどうかです。屋根と壁、壁と基礎、基礎と地盤、それぞれをつなぐ構造を、どれくらい強い構造として設計するか。それは、ダイレクトに建設費に影響してきます。

基礎の厚みを数cm厚くすると、強度は何倍にもなりますが、費用も同様に上がります。建物躯体を作っている構造材を、木を使わず鉄骨とすることにより、竜巻にも耐える建物は設計できます。富士山ドームも極地のドームも、そのような設計をしてあります。

一般の住宅で、竜巻に耐える建物を構造的につくらないといけないかと言いますと、残念ながら、現行の建築基準法ではその様にはなっていませんので、特にご希望がない限りは、そこまでの予算を構造に掛ける方はいらっしゃいません。また、木造住宅で竜巻に耐えるものは、現状では存在しない事、付け加えておきます。

その様な中でも、なるべく風や地震に強い建物を追求していきたいと思っており、ドームハウスの強さを実証すべく、研究を続けております。

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ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

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