木質構造研究会技術発表会が開かれます。この研究会は、
最先端の研究内容を発表させて頂ける場で
産学協同で発表出来る場となっておりまして、
おののいてしまうのですが、
ありがたいことに、
お蔭様で今回2回目の発表の機会を頂きました。
残念ながらネットによる遠隔発表。初期から共に研究に関わっていただいている
建築構造のソフト開発
社長と共に参加いた
昨年実施しました
ドームパネルの破壊実験により得たデータをまとめた論
過去の実験結果も踏まえての成果発表となりました。
構造設計を行うために必要
と仮定して構造計算を行っ
実際に計算通りの強度が出るかどうかは、
試してみなければ分かりません。
大変な施設と費用、知見が必要となるため、
部分的な破壊実験を行ってデータを取り、
コンピュータにその値を入力して、
シミュレーションを行います。
詳細にシミュレーションするこ
壊れない建物を作ることができる、
建築構造を学んだことがある方や、
構造体力がぐっと何倍も一気に上がる、と。
しかし、
そうではないということが
今回の実験からわかりました。
合板がどれくらい強度を高めているか、
の予測が大幅に異なっていました。
これは、誰も知らない事実です。
フラードームは
高強度の構造体を作り出すことが出来る
トラスから成っています。
トラス+合板 なのだから
相当強いのだろうと思いがちですが、
そういった思い込みは危険です。
破壊実験の結果は、
そういったことを語っているものでした。
そのようなことで
とても有意義な時間を過ごすことができました。教授とご参加のみなさんのやり取りを
同じ画面内で共有させてもらいながら、
なんだか、
「ここまで正確にドーム構造のことを理解しているのは、
とても嬉しいことです! (^^)
P.S. もし、
既存の四角い建物に合板を張って出した強度と、丸いフラードームに合板を張って出した強度では、同じ振る舞いはしないですので。