大工さんによる内装工事を行っている現場では、
ドーム天井に板を張る工事が進んでいます。
断熱材を入れ込む工事が終わった後、
この広い広いドーム天井に
板を張っていきます。
板張り天井の大工仕事は、
時間が掛かる根気のいる仕事。
細かすぎて大工の仕事じゃ無く家具屋の仕事だ
と言われてしまいそうですが、
ドームハウスでは重要な大工仕事です。
フラードームの三角天井、全60枚。
トップライトがあったり、
床や天井、手摺りなどと干渉して
余計難しくなっているところもあります。
大工さんによるコツコツ仕事が
何日も何日も続きます。
三角に羽目板を張っていくには、
まずはバラバラの板をサイズに合わせて
切り揃えるところから。
こんな風に何百枚もの板を、
場所毎、パーツ毎に用意します。
高いところは足場の上で、
コーナーの小さなところは座り込んで、
細かく丁寧な仕事が続きます。
吹き抜けの上の天井は、
足場を組んだ上に
更に脚立を立てなければ
届かないところもあります。
三角パーツの準備から考えると、
一人の大工さんが張れる三角は一日数個。
「ドームハウスって2~3ヶ月で完成するんですか?」
という質問を頻繁にいただくのですが、
こちらの作業内容からも想像がつく通り、
普通の四角い家よりも工期は長くかかります。
天井に断熱材も入れず、
何も仕上げを張らなければ、
話は違うのですが、、、
大工さんの長く大変な苦闘が続き、
やっと仕上がった「節なし桧の無垢板仕上げ」天井。
最高に美しく仕上がりました!
手作りだから心がこもった家になる。
手作りだから作り手にも住み手にも、
皆に長く愛される家になる。
そう信じて、
面倒でも丁寧な家づくりを続けています。