久々の大型プランです。
大人数でわいわいと楽しめる大型ドーム。
20~30人が一度に介し、セミナーをしたり、料理をしたり、合宿をしたり、と学び遊べるドームハウスです。
家族の団らんの時にしても、パーティーの時にしても、キッチンは家の中心的な存在になります。
おいしい物があるとみんな集まりますよね。
今回はキッチンを家の中心に設けたプラン、センターキッチン案を作ってみました。
大型のドームハウスだけあり、ゆったりとした間取りを描くことができました。
センターのキッチンも、みんなでアイランドキッチンの周りを囲んで、わいわいがやがやと楽しむことが出来るように、全方位に解放したキッチンカウンター。
尚且つ、コの字型のアイランドキッチンです。
料理を作っている人も、洗いものをしている人も、独りぼっちにならずに周りの輪の中に入れますし、料理教室の時には、みんなの方を向いたまま、説明しながら料理をすることも可能です。
お母さんがお料理をしている横で、子供たちが絵を描いたり、本を読んだりと、一緒の空間で世話をしながら家事をすることもできますね。
キッチンカウンターの右にあるのは可動テーブル。
大きなカウンターを、テーブルによって右へ右へと繋げ伸ばして行くことが出来ます。
ここでは5人用のテーブルをつなげてありますが、9人掛けのもっと大きなテーブルをつなげることも出来ます。
キッチンの反対側、左上の方には、障子越しに和室があります。
和室はごろごろ出来るところ。
小さな子たちが遊ぶのにも適しています。
お風呂上がりにくつろぐのも良いですね。
和室の横につながる部屋は、サウナとシャワーのある個室。
アロマセラピーの施術室だったり、整体、マッサージ室として使用。
トレーニング器具を置き、ジムとして使うのも良さそうです。
そんな多目的なサウナ付きの部屋が2セットありますので、それぞれ男女で分けることも出来ます。
2階は思いっきりドームハウスらしい空間を演出出来るような計画としました。
ドームの利点は円い天井に包まれるその空間性。
吹き抜けのないドームや、2階にいくつも個室をつくり、仕切壁だらけのプランでは、円い天井を見渡すことができません。
1階からドーム天井を見上げたときに、自分の後ろから始まっている円い天井が、頭の上を通り越し、ドームの一番高い所へ広がる。
更にその先、奥へ奥へと続く天井を見渡すことが出来るプランが、最もドームらしく、ドームを感じることが出来るプランなのではないかと思います。
例えばここでは、1階の左端、和室の横にあるソファーに座って上を見上げるとします。
ポイントは、個室の集まりにしないこと。
極力、広い空間をそのまま使えるような計画、更には生活スタイルにすることです。
包まれる安心感や、広々としたドームらしい開放感は、そういったプランニングの際のテクニックから生まれるものです。
小さな個室を並べて作るプランは、ドームハウスには向いていません。
ドームにはドームに適したつくり方があり、また暮らし方があると思っています。
こちらから、プランを描いているところのムービーをご覧になれます。