ドームハウスはシステマティックな建築です。 オリジナルのフラードームは2種類の三角を組み合わせることによって丸い屋根を作っています。
いろいろな三角が集まっているように見えて、実はたったの2種類。 5角形を形成している三角と、6角形を形成している三角を60枚集めると、右端の形になります。
しかしこのシステマティックな作り方は外殻を作っている部分だけ。 ガワだけです。 家づくりにおいて大切なことは、ガワではなく中身ですよね。 間取りやプランが気になりますし、生活する器として家を考えると、やっぱり気になるのは中身です。
そこで、プランニングをもっとシステマティックに組み立てられる様にしたいと思い、こんなものを作ってみました。
マルチパーパスMulti Purose Domeの頭文字を取って、MPDome。
いろいろな目的に合わせて、希望のサイズ、希望のプランの外部パーツを、本体のドームハウスにドッキングさせます。
周りにくっつく四角い部分をエクステンションと呼びます。
本体プラスエクステンションから成り、本体は吹き抜けの大空間。 ここはドームの魅力を詰め込んだ家の中心です。 象徴的な造形と、ドームでしか味わうことが出来ない室内空間。 ここには2階を付けることも出来ます。
周りにくっつけるエクステンション部分は、平屋のみですが、長く拡張することが出来ます。 幅も3種類あり、12角形のドームの周囲の辺を、2つから4つ外し、そこにドッキングさせます。
2辺取って付ける小型、3辺取って付ける中型、4辺取って付ける大型があります。
エクステンションの先に、本体ドームを更に付けることも出来ます。 いくつかの丸いドームを渡り廊下でつなげる事も可能です。 積み木やレゴブロックの様に、簡単に且つ自由に拡張していけると面白そうですよね。