先日組み上げた10Mドームの工事が進んでいます。
現在、1階や2階の部屋を作る為の構造を、内部で組み上げているところです。
海外のドームハウスはツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)で作られていますが、私たちのドームハウスは日本古来の在来工法。
ツーバイフォー工法は、2×4インチの規格の輸入材を、真っ直ぐ切って、四角に組み立て、合板を機械で釘打ちすれば形になるという非常に作りやすい工法です。
在来工法に求められるような「仕口」や「継手」の加工をする必要が無いため、合理的な施工方法を好む北米では、ほとんどの木造住宅に採用されています。
米国で生まれたドームハウスもやはり向こうでは同様にツーバーフォー工法で作られています。
しかし日本でのツーバイ工法は、地震や災害が多いため建築の法律である建築基準法にて、かなり細かく細かく細かく、、、設計方法や作り方が決められてしまっています。
これがドームハウスにとっては非常にやっかいで、自由に作ろうと思っても法規に抵触してしまう部分が幾つか出てきてしまう。
そんな理由により、私たちのドームハウスは「在来工法」を採用しています。
在来工法ですので、骨組みだけの時は普通の家と同じ感じ。
土台が下にあり、その上に柱が立ち、上に梁が載っています。
見慣れた景色ですね。
しかし、その奥の方に違いがあります。
向こうの方にドームハウス最大の特徴である「三角」5枚を組み合わせた五角形が見えますね。
ドームらしさを壊さない様に設計・デザインしてあげることが大切です。