ドームハウスの造形を理解して頂くには、
模型を見てもらいながら説明をするのが一番です。
そこで活躍するのがペーパー模型。
何度も作っているので、このごろは早くきれいに出来るようになりました。
昔のプリンターは、厚紙を入れると詰まっていましたが、
このごろのプリンターでは、
厚い紙にもきれいにカラー出力出来るようになりました。
インクジェット・プリンターなら、厚紙にでもきれいに出力できるのですが、
水に濡れるとインクがにじんでしまうため、トナーのコピー機で出力します。
現場に持ち出すと、雨に濡れることが多いですので。
1)虫ピンで表から各頂点に穴を開けていく
虫ピン、画びょう、けがきペン などでぐっぐっと開けてしまいます。
裏から折り目をつける際の、目印になりますので、
たいせつな作業です。
2)のりしろを残して、カッターで切り取る
3)裏返して、後ろからけがきペンで、折り目に筋を付けていきます。
「けがきペン」は、太めの針が付いたペンですが、
カッターの刃を裏返して使ったり、
せんまい通しでもOKです。
このときに、さっきの穴が役立つのです。
穴と穴をつなぐように線を入れていきます。
結構ぐぐっと強めに入れるのがミソ。
特に細かい鋭角の折り目は、がりがりやって深く溝を入れてしまいます。
4)鋭角の細いのりしろは、ピンセットで折り曲げます。
無ければ爪で頑張ります。
裏からしっかりと溝をつけておけば、
指先でも簡単にきれいに折り曲げることが出来ます。
5)全ての折り目を一回ぐっと折ってしまい、形を整えます。
のり付け前に折っておかないと、のり付けをしてしまってからでは折り目を入れられませんので。
6)ここまでの準備が面倒ですが、結構大事。
全ての折り目がきれいについていると、のり付けが楽なのです。
ノリは、「スチのり」。
建築模型を作るときの、スチレンペーパーを付ける専用のりですが、
粘りけがあり、適度に早く付くので、これを使ってます。
7)ノリをのりしろに付けて、
8)裏からぐっと押さえ、爪でがりがりするとすぐくっつきます。
てっぺんから下の方へ向かって貼っていく方法が、ズレが少なくきれいに作れますね。
9)大きな物は分割してそれぞれを作り、最後に合体。
10)完成で~す。
IA3V フラードームのペーパー模型づくりでした。
ちなみに、ピンクの三角形と、白い三角形の二種類のみから構成されています。
左のドームは、全部で三角60個。
右のドームは、全部で三角105個。
105個あっても、三角の種類は2種類だけなのです。