3週間前に組み上げを行ったドームハウスの現場、
良い感じに納まってきました。
丸い天井を最大限、感じ取れるつくり方を追求していくと、
今回のプランが最高のドームハウスの間取りなのではないかと感じます。
がらんどうドームにして、
円い天井すべてを一度に見上げることが出来れば、
おーーーっと感動しそうなものですが、
高い天井は低い部分があるからこそ高く感じることが出来ます。
何もないがらんどうのドームは、
体育館と同じでただ広いだけのメリハリのない空間になり、
落ち着かない家になってしまいます。
低い部分をしっかりつくる。
これは、普通の四角い家でも同じことが言えます。
全ての天井が高い家、全天井高 3m!
としてしまうと、
日本人には落ち着かない家になってしまいます。
低すぎるくらい低い天井の部屋があっても良い。
頭を抑えられた狭い空間から、
一気に吹抜空間に抜ける場所があるからこそ、
高いドーム天井のダイナミックさに、驚きや喜びを覚えるのです。
ここでは、右端の開口が玄関になります。
一坪もない小さな風除室があり、
扉を開けて廊下に出て、そして一気にドーム天井下へと導く動線。
個室を無くし、
1階も2階もオープンな間取りにすることができたこのドームは、
円い天井を常に身近に感じることが出来る
最高にドームハウスらしいプラン
になったのではないかと思います。