ワイルドさを追求したツリーハウス案に対して、こちらは快適さを重視してみました。 上下水に電気等、近代施設を兼ね備えた究極のキャンプ小屋です。
充実しすぎて家になってしまわないように、あくまでも自然を満喫する為の基地であることを重視しました。
広いデッキを中心として、アウトドアリビングデッキの上に宿泊用ドームハウス。
別棟として、ライフラインを集約したエネルギー自給型の小屋があります。
中心となる屋外デッキには、夏は暖炉でBBQ、冬は暖をとることができる石組みの暖炉があります。
デッキ上には、強い日差しや突然の雨を遮る為のタープを張ってみました。
ジオデシックドーム構造のテントは、中の明かりを透過して美しい「江戸小紋」模様を浮かび上がらせてくれます。
ベッドの上には小さなロフトがあり、大人数の宿泊にも対応可能。
対して小さい方がライフライン集約棟。
前回のツリーハウス同様、三角パネル式の小屋です。
こちらはソーラーパネル発電での電気を蓄えて使う、エネルギー自給型の小屋です。
暖房も、日光により温められた屋根面の熱を室内に取り込む、太陽熱暖房。
上下水はデッキ下にリザーブタンクを設け、屋外でメンテナンスを行います。
エネルギー自給型の家は、これくらいの小さな小屋が適しているのではないかと思います。
暖房する容積も小さくて済みますし、照明も少なくて大丈夫。
蓄電バッテリーから供給される「直流」電源だけを使用した弱電のみの省エネルギーハウスです。
ベッドやカーペット、ソファーなどの家具を備えた、豪華なキャンプ「グランピング」を理想とするため、あくまでも宿泊棟は自然を感じられるテントの方で。
リビング空間からキッチン等の水廻りが目に入らないことによって、より非日常の空気感を演出することが出来ます。
トイレは歩いて小屋の方へ。
ランタン持って歩いて行く不便さが自然を体感させてくれておもしろいと思うのです。
見上げると一面の星空に天の川。。。
自然と建築、森と人が一体となることができるプランなのです。