四角い家しか体験したことないと、なかなか想像するのも難しいのがドームハウスの間取り、プランニングです。
そこで、今回は簡単に理解するための方法をひとつ。
典型的なフラー型のドームハウスを上から見ると、こんな感じになっています。
60枚の三角形の屋根パネルを取り払うと、、、
ドーム屋根を支えている壁に規則性があるのが分かります。
赤い壁は構造壁、コンクリートで出来ています。
この5カ所の壁が、ドーム屋根を支えています。
つまり、これが構造の要!
取り払うことが出来ない壁なんですね。
平面的に見ると、、、
こんな風に順番に並んでいます。
赤が取れない大事な構造壁。
その間にある壁は窓を付けたり玄関を付けたり、取り払ってドームの外に部屋を繋げたりできる部分になります。
1,2,3,4,5=窓をつけられる部分
6,7,8,9,10=取れない大事な壁
と見ると分かり易いですね。
こんな風に、ドームハウスの平面プランは10角形になっています。
この規則がドームハウスが普通の家と違う所。
「構造上の特徴がわかると、わかりやすいですよね」
構造上の利点を理解した上でプランニングすれば、普通の家では不可能なダイナミックな空間性、包みこまれる安心感、個性的な生活の場を生み出せます。