ドームハウスのコンクリート構造壁

四角い家しか体験したことないと、なかなか想像するのも難しいのがドームハウスの間取り、プランニングです。
そこで、今回は簡単に理解するための方法をひとつ。

典型的なフラー型のドームハウスを上から見ると、こんな感じになっています。

60枚の三角形の屋根パネルを取り払うと、、、

ドーム屋根を支えている壁に規則性があるのが分かります。
赤い壁は構造壁、コンクリートで出来ています。
この5カ所の壁が、ドーム屋根を支えています。

つまり、これが構造の要!
取り払うことが出来ない壁なんですね。

平面的に見ると、、、

こんな風に順番に並んでいます。
赤が取れない大事な構造壁。
その間にある壁は窓を付けたり玄関を付けたり、取り払ってドームの外に部屋を繋げたりできる部分になります。

1,2,3,4,5=窓をつけられる部分
6,7,8,9,10=取れない大事な壁

と見ると分かり易いですね。

こんな風に、ドームハウスの平面プランは10角形になっています。

この規則がドームハウスが普通の家と違う所。
「構造上の特徴がわかると、わかりやすいですよね」

構造上の利点を理解した上でプランニングすれば、普通の家では不可能なダイナミックな空間性、包みこまれる安心感、個性的な生活の場を生み出せます。

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

ドームハウスにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

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一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることが出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。