森の木を製材してデッキづくり

ドームハウスのメンテナンスってどうですか、と尋ねられることがあります。
家自体のメンテナンスは、四角い家と大して変わりはありません。
外壁、屋根、建具、全てその商品や仕上げ材の寿命によります。
お湯をつくるボイラー、給湯器、台所のコンロやIH、冷暖房器具等も全て商品の寿命と同じですので、15年くらい経つと、どこの家でも入れ替えの時期になります。

家自体ではなく付属のもの。
例えばオープンデッキのようなものは、作り方によっては案外早く寿命が来てしまいます。

ウチのデッキも、12~3年が経ちとうとう壊れてしまいました。
腐ってしまって踏み抜いてしまったのです、、、(泣

まあ、何も塗らず、大してメンテナンスもせずに、十数年保ったので良しとしましょう。

そこで、新しいデッキをデザインしてみました。
今度は長く保たせるために、屋根をつけることにしました。
屋根があり、雨ざらしにならなければ、20年以上保たせることができます。

そんな中、
丁度近所で、友達のシイタケ屋さんがホダ木仕入れのために森を伐採していました。


シイタケのホダ木はクヌギ、ナラ、コナラ。
それ以外の樹種は必要ありません。
立派な桧が何本か切り倒されて、行く先が決まっていないらしく、
「これ、使うかいっ?」と。
そんな桧丸太たちに、ウチのデッキになってもらうことにしました。

なるべく、同じ断面の材料で構成するように設計。
デッキ材、根太、垂木、大きな力が掛からないところは全て同じ断面にしてみました。
こんな感じかな。

今度は屋根付きです。
デッキの半分は、屋根はあるけど床はなく地面、つまり土。
これはわんこが、雨の日に濡れずにおトイレができるようにとの考えからです。
わんこのための屋根付きデッキなのです。

出来上がったら、またご紹介しますね。

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

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一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることが出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。