大型ドームハウスの現場が進んでいます。
基礎が出来あがり、木材の刻み加工が毎日行われています。
そんな中、構造計算通りの強度を実際に確保することが出来るかどうかの実証実験を、大学の実験棟にて行ってきました。
実際に使用している材料と同じ材を実際に壊してみて、どのように耐えそして壊れていくかのデータを取り確認します。
構造部材の破壊実験。
大学の研究機関と共に研究開発を行っている私達だからこそできる、設計手法なのです。
この実験により設計上の安全性は確かめられました。
また、今回もそれ以上の様々なデータを得ることができました。
木材の振る舞い、破壊の仕方、壊れないように抗い粘る木材の抵抗力。
1cmもの太さがある鉄のビスがグニャっと曲がっているにも関わらず、桧の梁が耐えていたのはホントにすごかったです。
構造設計によって算出された工法を破壊実験によって確認することを繰り返しながら、安心を一つずつ積み上げて行く。
そうやって、安全安心な建物をつくる努力を続けています。