2階の照明、どう付ける?

照明計画によって部屋の雰囲気は大きく変わります。

  • 天井に埋め込むように付けるダウンライト
  • 天井にはり付けるシーリングライト
  • 天井から吊り下げるラインペンダント
  • 壁に付けるブラケット
  • 一点に光を集中させるスポットライト

建築用の照明器具は様々な商品があり、そのカタログは各社千ページ以上もある電話帳のようなものばかりです。

それでも、複雑な形状のドームハウスにしっくり来る照明器具がなかなか見つかりません。

簡素なデザインのものが値段も高くない上、あまり主張せず、ドーム空間とぶつかり合うことが無いと感じています。

特に2階の照明計画は、ドーム天井の三角との兼ね合いもあり、どこに設置するべきか非常に迷います。

こちらの計画では、コードペンダントとブラケットを、手前のスペースと向こうのスペース、それぞれに付けてあります。

天井から吊り下げるコードペンダントは、後からコードを延ばして場所を動かすことができますので、将来部屋の使い方が変わってしまったとしても、ある程度対応出来て安心です。

壁付けのブラケットは、狭い部屋でも器具が邪魔になることが少なく、また壁にくっついているため、低い天井に向いています。

特殊な例ですが、こちらはドーム天井に市販のブラケットを違和感なく設置するために、特別な台座を作って貰い、三角のコーナー部分にぴったりと納まるよう付けて貰いました。

三角の外周には、天井材の端部を隠すための「押し縁」が付けられています。

これが凸凹しているため、そのまま器具を付けることが出来ません。

そこで、大工さんにこういった特殊な台座を作って貰いました。


この特注台座があってこその、この位置。

苦労して考え、苦労して作ってもらった空間は、やっぱり良くなるんですね。
大成功。😆

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

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一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることが出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。