新しい現場が春からいくつか動いております。
その中のひとつが、明日から組み上げに入ります。
音楽を聴いたり演奏したりと、音楽を楽しむためのドームハウスのご要望は多くあります。
個人で楽しむための空間が多いのですが、今回はフルバンドを入れてお客さんも呼ぶスタイル。
いわゆる「ライブハウス」としてのドームです。
ドーム空間での生活も楽しみたいし、ライブも楽しみたい。
お店にもなるかもしれないので、究極の人生謳歌ドームです。
設計途中の絵をチラッと。
半分を店舗として使えるようにプランニングしてるところで、いろいろな夢が詰まったドームハウスです。
まるい天井の高さが6~7mあるドームハウスは、上から降り注ぐ音圧が心地良く、また天井での反射によって増幅された音に包まれる体験は、ホントに不思議な感覚なんです。
クラシカルな音楽も良いですが、ロックは最高でしょうね!
そんなドーム。
実現するには地道な下準備が必要なんですね。
先日までちょこちょこ通いながら地面の中、コンクリートの中に隠れてしまう部分のチェックをしておりました。
設計と共に大切な現場監理。
設計者が行う監理は、図面通りに現場が作られているかをチェックする作業になります。
基礎を作る前の土木工事。
まずは土を削って転圧、地面を踏み固める作業です。
地面の堅さによって基礎の形状や、コンクリートの中の鉄筋量が変わります。
まあるく地面をすき取っているのが、ドームハウスならではですね。
中心を決め、砂利を入れて転圧し、マーキングしている所です。
計算通りに鉄筋が組んであるかどうか、細かくチェック。
これを配筋検査と言います。
そして、検査に合格したらコンクリート打設!
ポンプ車を使い、手早く打ち込んで行きます。
基礎屋さんの仕事は、大変な重労働。
いつも頭が下がります。
素晴らしい出来で一安心!
とても美しいのに、隠れてしまうのがもったいないくらい。
そして次の準備。
こちらは、型枠を外した基礎の上に大工さんが軸組みを組み立て、ドームを載せる準備をしてるところですね。
2階の床まで先に組み立てておき、そこに載っかって、ドームパネルを組み立てるのがこの頃の主流になってきました。
こちらのドームも半分吹き抜け、残りの半分に2階の床があるため、そこまで下準備として組み立てておきます。
明日からの組み上げが楽しみです!