ホイールストーブを使っていると、薪が燃え残ることがありました。 部屋が暖まり、空気口を細く絞って弱火にした時に、燃え残ってしまうことがだんだんと分かってきました。
小さな火になっているときは、ストーブの周りもそれほど暖かくありません。
もしかして、鉄が冷めてしまい、薪の熱が鉄に奪われて消えてしまうの???
鋼鉄製のストーブは、暖まるのも早いですが、冷えるのも早いです。
そこで、内部に蓄熱体を入れてみることにしました。
熱を長時間蓄積するものといえば、重くて堅い、密度の高いものが適しています。 煉瓦やタイル、石など、身直にある物をストーブの中に積み上げてみました。
灰がたまり、蓄熱体が灰に埋もれてしまうくらいになると、火が消えた数時間後も、灰の中にオキになった炭が赤々と残っていることもありました。
でもこれ、灰のおかげなのか、蓄熱体のおかげなのか良く分かりません。
ホイールストーブは丸い形状のため、蓄熱体を入れるに適した形状ではありません。
窓が無いため、燃えているそのままの状態を見ることも出来ません。
良い解決策もないまま、調査研究は途中で断念。
もやもやと考えている内に、制作をお願いしていたストーブができあがり、我が家にやってくることになったのでした。