ドームハウスのミニ模型は、3dプリンターで作っています。
3dプリンター技術は日進月歩、かなりのスピードで進歩しています。
それでもまだ、自由な形状、自由な大きさの模型は、
出力センターにあるような数千万もする機械を使わなければ作れません。
私たちのドームハウス開発は、立体的な考察を続ける作業です。
細かい造形は無理ですが、ミニ模型の様な出力には、
家庭用の3dプリンターでも充分、製作可能で、
昨年より立体造形の検討には、この様な3d出力を用いた作業を行っています。
3dプリンターは、出力をする行程がとても面白いです。
熱により、ほそ~く溶かし伸ばした樹脂の繊維を、
0.1~0.2mmの厚みに積み上げていきます。
溶けた樹脂を積み上げて作りますので、
空中に浮かんでいるような造形は難しいです。
どうしても浮かんだり持ち出している造形を作りたい場合は、
後で取り除く、仮の柱や壁を立てておき、その上に積層状に造形物を載せていきます。
例えば、玄関ポーチの屋根や、大きく張り出している庇は、
垂れ下がってしまい、上手く出力できません。
家庭用の3dプリンターですから。
ドームハウスのミニ模型も、こんな風に内部に、
天井を支える格子状の構造を組み込んであります。
おもしろいですよね。
紙やスチレンボードの模型のように壊れる心配がないのが良いのです。
出力時間は40分。
データさえ作ってしまえば、あとは繰り返し同じ物を出力できます。
その内、こんな室内を表現したドームハウス模型を、
固い素材の3dプリンターで、ぱぱっと作れると良いんですけど。
ちなみに、この模型はスチレンボード製。
製作に1週間も掛かっています。(^^;)