一般的な建築の構造は、
マス目状のグリッドに構造体を載せるように設計されます。
その方が構造設計も構造計算も行い易いのです。
しかし、ドームハウスの構造は規則性があるとはいえ、ちょっと複雑です。
一本一本の構造体は、四方八方を向いていますし、
各交点は三次元的に広がっています。
このような特殊な構造体の構造設計には、
3d解析が出来る特殊なソフトを使い、
構造計算シミュレーションを行います。
私たちの設計するドームハウスは、全棟自由設計。
同じ物の繰り返しではありません。
あなただけのドームハウスをデザインすることができます。
そんな技術を支えてくれているソフトウェア開発会社の社長さん!
今日は構造家と共に、新しい構造解析ソフトの開発ミーティングでした。
3次元構造解析ツールをドームハウス用にカスタマイズして貰っています。
近年のコンピュータの解析による3d設計といえば。
幻のザハ・ハディッド、新国立競技場。
コンピュータの3d解析による建築設計が出来るようになり、
初めて設計可能となったデザインです。
コンピュータ技術と建築デザインは、とても近い存在なんですね。
ちなみに、円周率の計算をコンピュータに計算させることができる桁数、
1997年に、510億桁だったものが、
なんと、2013年には、12兆1000億桁まで算出出来るようになっています。
この桁数がどれくらいかと言うと、
1秒間に10桁数えたとして、なんとなんと、4万年も掛かるそうです。
そんなコンピュータの演算能力をもってして、初めて出来る設計なんです。