ドームハウス用に材木屋さんにストックしてある桧材の写真です。
建材にする木は冬に伐採し、製材し、こんな風に積み上げて乾燥・保存します。
自分の土地や裏山に生えている木で家をつくる、
という家づくりが特殊な世の中ですが、
そんな活動もしています。
国産材を使った家づくりは、国や県も支援をしています。
木材をつくる時に使うエネルギーは、鉄をつくる時の80分の1、
アルミニウムのたった340分の1。
だから、鉄やアルミニウムのかわりに木材を使うと、
二酸化炭素を出す量も減らせることになる。
と林野庁のHPは謳っています。
CO2削減という理由もあるのかもしれませんが、
日本国土の2/3をも占めている森林の資源を極力使いたいです。
日本の森は林業の衰退によって、荒れ果ててしまっています。
遠く外国から輸入した材ばかりを使うことがその原因。
国産の桧や杉を使わず、
アメリカからの米松やヨーロッパのホワイトウッド、
ツーバイフォーのSPF材ばかりをみんなが使うからなんです。
作っても売れないため、手を入れられなくなった植林の杉は、
競い合うようにひょろひょろと上へ伸び、
バンバン花粉を放出するようになってしまいました。
間伐をしたり、間引きをしたりして、
良い環境で育てなければ、建材として使える木にはなりません。
使えないから使わない。
使わないから使える森にならない。
うっそうとした真っ暗な植林の森には、
動物も住めないそうです。
森が育てば、養分の多い土が生まれ、
そこから流れ出た水は川を流れて海にたどり着きます。
肥沃な森は、多くの魚を育てる海をも作ってくれます。
国産材を使って家をつくることは、
いろんな意味で幸せにつながるんですね。
そんな活動もしています。