家は建てたいけど、そこまでお金を掛けられないという、お金の不安があると、子どもが大きくなっても、アパートから引っ越さないという方もいらっしゃいます。しかし、子育てや子どもの将来を考えると、自分たちの家を建てて、そこで暮らしたい!思うこともありますよね?
ローコストで建てられる家はありますが、最近では、ローコスト住宅という言葉を使わないで、「低価格」という言葉や、「1000万円台」などという金額を提示するところも増えてきました。
そもそも、ローコスト住宅や低価格住宅って何なのか、書いていきたいと思います。
ローコスト住宅や低価格住宅とは?
ローコスト住宅や低価格住宅の特徴は、まず価格です。その安さにあります。「坪30万円!」「500万円!」「700万円!」という破格の値段をウリにして、宣伝していたりします。ただ、どこからがローコスト住宅や低価格住宅で、どこからが違うのか、その境目がハッキリとは決まっていません。
安く建てられるのはありがたいことなのかもしれませんが、気になるのが「質」です。一生に一度の家づくりですから、安かろう悪かろうでは後悔どころでは済みませんからね。
なぜ、安くなるのか?
安くなる理由を取り上げると、大まかには、
- 本当に安い材料を使っている。
- 人件費などの経費を削っている。
- 大量に仕入れて材料を安くしている。
この3つが挙げられます。
1、2の場合は、安かろう悪かろうに繋がりやすいため、危険ですね。物や人を安く抑えてしまうと、ほぼ間違いなく質の良い家は建たないです・・・
3の場合は、棟数を数多く建てている「パワービルダー」と言われる業者に多いです。建売も含まれたりします。業者が購入した土地(これも値段を叩いていますが・・・)に、沢山の家を建てるというスタイルです。当然、材料は大量に仕入れることになります。良い材料を大量に仕入れていれば、お得感はありますが、業界の特性上、あまりそういうことはしないですね・・・
実際に施工作業をする業者はどこ?
実は、工務店や住宅会社の大半は、現場監督だけ社員で、実際の施工作業は下請けに発注しているところが多いです。この下請けの質というものはかなり差があるのです。元請けの管理体制がしっかりしていなかったり、元請けが支払うお金をケチってたりすると、職人たちの質はバラバラになってしまいます。
元請けの管理体制がしっかりしていないと、A町で建てた住宅はデキが良いが、B町で建てた住宅は、同じ会社に任せたはずなのにデキが悪い・・・という問題も起きたりします。しっかりしている工務店や住宅会社は、管理体制をしっかりし、この辺のバラツキをなくしています。
低価格より、資金計画からご予算に合わせた家づくり
ローコスト住宅や低価格住宅は、割安で良いものもあるかもしれませんが、安易な気持ちで契約してしまうと、後々痛い目に合うこともあります。まずは、しっかりとして資金計画から、建物の価格だけに惹かれるのではなく、ご自身の予算に合わせた家づくりを進めることをオススメします。
予算に合わせた家づくりは、ローコスト住宅や低価格住宅に限らず、ドームハウスを建てる時も同じことですよ。