ドームハウスに入ったお客さんは、5人でも10人でも20人でも、皆そろって上を向きます。
見学会でも吹き抜けの天井を見上げて、上を向いたまま私たちの話を聞いたり、各々会話を楽しんだり、上の方の写真を撮ったりするんですね。
1人残らず100%の人が上を見上げ続ける。
これ、ドームハウスの半球体の天井を見上げているわけですが、初めて体験する不思議な空間だから、美しい天井だから、三角を組み合わせて球体を作っているのが不思議だから、天井からの圧迫感を感じないから、と理由はさまざまなのでしょうが、人それぞれ何かを考えながら上をじっと見上げてしまうんですね。
四角い普通の家で、ドームと同じ高さの吹き抜け空間があったとしても、じっと上を見上げ続けるというような行為は、人はあまりしません。
すごいシャンデリアあるとか、天井画が描いてあるとかでない限り、理由もなく上を見続けることはしません。
見上げることはあっても、ちらっとみる程度です。
それがドームハウスだと、ずっと見上げている。
それで何が起こるかというのが、面白いといいますか、興味深いのですが、人は上を向くとポジティブになれるんですね。
これ、昔お客さんだったドクターから教えてもらったのですが、医学的に証明できるものなんだそうです。
上を向くと、首、のど、肩、胸が広がります。
自分でやってみると、あーなるほど、と分かるのですが、ぐっと胸が広がって、ラジオ体操の深呼吸の時のように、肺も同時に開くんですね。
そうするとより多くの空気が肺に入ってくることにつながる。
要は深呼吸をしているのと同じ深い呼吸運動をしている感じになります。
たくさんの酸素を取り込めば、人は自然と気分も良くなります。
みなさん、「空気が違いますね~ 壁や天井に珪藻土や漆喰、無垢材をふんだんに使っているからなんですよね~」と話をされるのですが、それもありますが、それ以上にご自身がより多くの酸素を取り込んでいるからなんじゃないかと思うんですね。
誰もが同じように感じる「深呼吸してリラックスして、いい気分になっている」ということなんじゃないかと思うんです。
実際、上を向くというだけの行為であっても、人間、心理的な効果が働いているわけで、普通、上を向いて陰口・悪口を言う人っていませんよね。
悪口は必ず下を向いてゴニョゴニョと、「チッ、まったく…」とつく。
逆に上を向いていると、自然と笑顔にさえなります。
大笑いをする時は、みんな上を向いてしまうじゃないですか。
人が自然と健康になる姿勢をとり続けてしまうのが、ドームハウスなんですね。
ドーム初体験の人はもちろん、もう10年以上ドームハウスに住んでいる私でさえも、吹き抜けリビングのソファーに座ると、いまだに上のドーム天井を見上げてしまいますから。
人を気持ち良くさせてしまうのがドームハウスのマジックです。
見学会やセミナーでは、お客さんが気持ちが良すぎて眠くなってしまう、っていうのがちょっと問題なのですが、、、