照明計画によって部屋の雰囲気は大きく変わります。
- 天井に埋め込むように付けるダウンライト
- 天井にはり付けるシーリングライト
- 天井から吊り下げるラインペンダント
- 壁に付けるブラケット
- 一点に光を集中させるスポットライト
建築用の照明器具は様々な商品があり、そのカタログは各社千ページ以上もある電話帳のようなものばかりです。
それでも、複雑な形状のドームハウスにしっくり来る照明器具がなかなか見つかりません。
簡素なデザインのものが値段も高くない上、あまり主張せず、ドーム空間とぶつかり合うことが無いと感じています。
特に2階の照明計画は、ドーム天井の三角との兼ね合いもあり、どこに設置するべきか非常に迷います。
こちらの計画では、コードペンダントとブラケットを、手前のスペースと向こうのスペース、それぞれに付けてあります。
天井から吊り下げるコードペンダントは、後からコードを延ばして場所を動かすことができますので、将来部屋の使い方が変わってしまったとしても、ある程度対応出来て安心です。
壁付けのブラケットは、狭い部屋でも器具が邪魔になることが少なく、また壁にくっついているため、低い天井に向いています。
特殊な例ですが、こちらはドーム天井に市販のブラケットを違和感なく設置するために、特別な台座を作って貰い、三角のコーナー部分にぴったりと納まるよう付けて貰いました。
三角の外周には、天井材の端部を隠すための「押し縁」が付けられています。
これが凸凹しているため、そのまま器具を付けることが出来ません。
そこで、大工さんにこういった特殊な台座を作って貰いました。
この特注台座があってこその、この位置。
苦労して考え、苦労して作ってもらった空間は、やっぱり良くなるんですね。
大成功。😆