DIYで家づくり と聞くと、
電気工具を持ったり、釘を打ったりと、
すごく大変なイメージをされるかもしれません。
でも楽しいところだけ自分たちでやる方法もあります。
例えば、室内の壁仕上げを子供たちと一緒に塗る。
こちら、プラスターボードという壁の下地材です。
石膏でできていますので、石膏ボードとも呼ばれます。
石膏を板状に固めて、表面に紙が貼ってあります。
この石膏ボード、構造的に強くしたり、
火を使うところの壁に使ったり、
近代の家づくりではよーく使う材料なのです。
良いところは、つるつるしている上に、
表面が紙なので、ペンキや珪藻土をきれいに塗ることができること。
木で出来ている合板の場合は、
仕上げ材を塗ると、その水分のせいでアクが出てしまいます。
白壁にしたのに、数日すると茶色いシミが下から浮き出てくることがありますが、
石膏ボードの場合は、そんな心配はいりません。
ボード同士のつなぎ目や、ビスを打ってある凹みに、
パテを埋めて、平らにしごき、ヤスリをサッとかけて平らにします。
あとでつなぎ目部分が割れてくることがありますので、
ガラス繊維のメッシュテープを貼り、その上からパテで平らにします。
珪藻土の場合は、珪藻土をパテ代わりに使う商品もあります。
あとはみんなで塗るだけ。
ペンキでも、珪藻土でも、漆喰でも。
デコボコしたり、ムラになったりはお愛想です。
みんなで塗った楽しさが、ぼこぼこの壁をより想い出深いものにしてくれますよ。
ボクの部屋は、ボクが塗った!
楽しそうでしょ。