海外のドームハウスをちょくちょく紹介していますが、海外のドームハウスと日本のドームハウスとでは、何がどのように違うのか?気になるところです。
本質的なドームの構造は、ジオデシックドームと呼ばれる形状で変わりませんが、日本のように雨の多い地域と、これまで紹介してきたノルウェーやロシアなどの極度に寒い地域や、オーストラリアやアメリカなどの温暖な地域では、仕様はもちろん異なりますが、細かい部分のつくり方(ディテール)も異なります。
例えば、オーストラリアやアメリカのドームハウスは、上部に換気のためのスペースが、少しボテッとしています。(全部のドームハウスがこんな感じではないと思いますが)

アメリカ

日本
デザイン面では、ロシアやヨーロッパのドームハウスは、スタイリッシュな感じがしますね。
先日、紹介しましたノルウェーのドームハウスは、海外の記事ではいくつか取り上げられており、有名なドームハウスのようです。先日紹介した動画とはまた違う動画を発見しましたので、掲載しておきます。
こちらのアルミとガラスでできたドームは、イングランドの会社が『SOLARDOME』というブランドで設計しているようですね。ホームページには、「アルミフレームは、100年以上の構造的な寿命を持つ最小限のメンテナンスを必要とし、非常に過酷な条件に耐えるように設計されています。」を書かれています。さらには、『Product(製品)』ということで、企画化されたいくつかのカタチが掲載されています。
SOLARDOMEのプロモーションビデオを見ると、子どもの遊び場スペースとして活用されていたり、


植物を育てるスペースとして活用されたり、

団らんのスペースとして活用されていたりしています。

SOLARDOMEのプロモーションビデオ
家を大きく包み込むものから、こじんまりとした小さなサイズまで、いろいろありますね。こういう感覚は日本人にも合うと思いますよ。
海外のドームハウスと日本のドームハウスを比較してみて
海外と日本、どちらが良い悪いと言うより、やはり家というものは、それぞれの国や地域の気候に対応するべき、特徴を持ち合わせるべきものです。日本は多湿で雨も多いですし、風など台風も来ますから、雨仕舞の部分はしっかりと意識を向けて建てないといけません。ドームハウスのような球型ならなおさらです。下手な職人だとまともに建てられないでしょう。
だから、弊社では、ドームハウスを建てる職人さんは、知識・経験・意識といった信頼できる技術を持った腕の良い方に依頼をしています。腕の良い職人さんが1棟1棟しっかりと建てていきますから、どうしても棟数を多くこなすことはできないんですよね。「腕の良い職人さんでないと、ドームハウス本来の良さを活かせない」と言っても過言ではありませんよ。