以前、オーストラリアのテレビ番組「World’s Greenest Homes」で取り上げられたドームハウスの映像を紹介しましたが、
今回は、アメリカのワシントン州のポート・タウンセンドにありますドームハウスを紹介しますね。こちらも、自然と一体化していて、豪華さとエコロジーが融合していますよ。
今回のドームハウスは、上部に換気のためのスペースがあり、目立ちますね。

実は、ドームハウスの懸念事項は、屋根の湿気です。温かく湿った空気は上へこもります。丸い形ならなおさらですよね。湿った空気がこもってしまうと家が劣化しやすくなるので、その空気を逃がす必要があるのです。
その対策として、屋根裏の通気をすべく換気できるスペースを設けるのですが、この辺は技術や使う素材の差がでてきます。このドームハウスの下記の写真のように、わかりやすく窓を設けるやり方もありますが、その分、外観の意匠デザインも屋根の頭が飛び出たカタチになります。(あと、窓をどうやって開ける?という手間の部分も考える必要があります。)

屋根換気口の窓を設けているため、その分のスペースが余分に必要
弊社で設計をした、山梨県北杜市のお宅も、同じように屋根裏の通気はあるのですが、目立たないような方法を取っています。


外観も内観もスッキリしていますよね。他の写真はこちらからご覧いただけます。
さて、話をアメリカのドームハウスに戻しますね。

大きな三角の窓から、たくさんの光が入ってくるため、明るい空間になっていますよね。

キッチンはセパレート型で、外部に沿った壁側の斜めの部分をどう使うかが、使い勝手の良し悪しを決めるポイントになりますね。


こちらの寝室は、天井を作って低くしています。

オフィス部分にも三角の窓があります。ここも外部に沿った斜めの壁の部分をどう使いこなすかがポイントになってきますね。例えば、間仕切り壁を作った時に生まれやすいデッドスペースの使い方など。


海外では、洗面と浴室が一緒なのが主流ですね。

撮影は逆光で暗く写っていますが、これだけ大きな窓が複数あると、日中は明るいですよ。太陽の方向を考慮して直射日光が刺さないようにして、明るさだけを取り入れると、すごく快適な空間になります。

下記の動画から詳細をみることができます。
ぜひ、あなたのドームハウスづくりの参考にしてみてください。