9mドーム(その3)

3人~4人家族を想定して作った9mドームハウスです。

方位は上が北、もしくは北東が適しています。

リビングとダイニングに多くの光を取り込めるプランになっています。

北側に水廻りを集めました。

キッチン、パントリー、洗面脱衣室、浴室、トイレ、と全て北側に並べてあります。

コーナー部分はなかなか上手く使うことが難しいのですが、こちらのプランではキッチン側は食品・食器庫に、トイレ側は収納家具とトイレへの動線を入り組ませることによって、リビング・ダイニングからトイレが見えないようにする廊下として使っています。

キッチンはI型キッチンとし、リビング・ダイニングとつながってはいるものの、ダイレクトには見えないスペース。

特に物置となるパントリーは、視覚的に隠れるような奥の奥。

別の部屋として扉で隠すのではなく、トイレ同様に空間を入り組ませ、視覚的にだけ切り離して配置してあります。

この利点は、アイランドキッチンでないにもかかわらず、キッチンに立つ人が孤独にならないこと。

キッチンに立ちながら会話に参加したり、TVを見ながら家事をする事ができます。

また、壁やドアが無いため製作する部分が少なくなり、建設費を抑えられることにもつながる、嬉しい利点もあります。

小さなキッチンですが、勝手口を付け、ゴミを出したり、キッチンガーデンから野菜を採ってきたり、と外とのつながりを持てるキッチンになっています。

キッチンの後ろの壁は、ダイニングの方まで続く棚としました。

食器だけでなく、本棚のような使い方も出来ますし、一部に折り畳み式の机を付けて、書斎コーナーにする事もできそうです。

洗濯機のある洗面スペースもキッチンの後ろにあります。

家事をするにも便利な配置ですね。

主寝室は2階でも良いかもしれません。

その場合の1階は、客間としての寝室です。

しかし子供が大きくなったり、人数が増えたりと言う場合は、1階の方を主寝室とするのも良いでしょう。

もう一部屋必要になったときには、ダイニングの左側に、別室のエクステンションを増築することも考えられます。

2階は単に広いホールのような空間です。

丸いドーム天井を近くに感じながら、走り回って遊べる広間にもなりそうです。

北の端っこの方だけ壁に囲まれた部分をつくり、ここにものを隠すように片づけます。

将来はクローゼット空間としても良いでしょう。

2階は真ん中に家具を置き、家具で緩やかに区切ることによって、2部屋に分けることを想定しています。

将来、2階を2部屋に分けられるようにするには、階段の上がりきった部分がドームの真ん中になければなりません。

廊下スペースを2階に作ってしまうと、周囲の天井が低くなっている部分しか残らない、という事になってしまいます。

2階は極力、ドームの中心に近い、天井高のあるところを部屋として使用できるように考える必要があります。

全体的に、狭いスペースを最大限有効利用する事ができる、良いプランになっていると思います。

これから新しい生活を始める、若いご夫婦や、時々お孫さん達が泊まりにに来るご家族に適してそうですね。

いかがでしょうか?

 

 

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一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

和田 啓宏

一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることの出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。