小屋の手づくり土間(その1:材料採取)

小さな小屋を建てました。
ドームもいいですが、小屋っていいですよ。

近代建築の巨匠コルビュジエにも「小さな家」と呼ばれる作品が残されています。
狭い空間に如何にして知恵と工夫を入れ込み、生活を豊かにするか。
そんな楽しさが小屋にはあります。

こちらの小屋では、断熱性能を上げたり、エネルギー自給装置を組み込んだりと、技術的な取り組みも行っていますが、同時に心の安らぎを生活に加えるデザインを取り入れてみました。

人は生活環境から様々な影響を受けています。
ドームハウスの良いところは、包み込んでくれる丸い天井空間から、無意識のうちに良い影響を受けながら暮らせるところにあります。

しかしこういったふつうの家ではどうすれば良いのでしょう。
心和む空間にするために、この小屋ではアートワークを取り入れることにしました。
床や壁、ちょっとしたコーナーに、楽しくなるようなデザインを組み込みます。

 

床は一部土足で入れるように土間に。
タイルやコンクリートの床ではなんだか普通すぎて素っ気ない感じがします。
昔の土のたたきは施工がちょっと大変。
しゃれた明るい土間にしたい。
土間なのでやっぱり材料は土ですね。
現場近くの土を使いたいですので、土をモルタルで固めた、半分土&半分コンクリートの土間にしてみることにしました。

まずは使用する土の採取です。
しかし我が家の周りには、土間に適した土がありません。
そこで、林道をちょっと上へ登り、道路脇の斜面が崩れているところの赤っぽい山土をもらってくることにしました。

土っていろいろな色があるんです。
黄色い土、赤い土、グレーの土。
崖状に崩れた斜面にひときわ赤い土を見つけました。
軽トラの荷台にシートを敷き、ザラザラと斜面から赤土を載せ帰りました。

土には石や根っこが混ざっています。
湿った土は団子状になっていたりもします。


目の細かい金網を木枠に打ち付け、大きめのふるいを作りました。
土は重くふるいごと持ち上げることができません。
そこで、ふるいの片方を持ち、反対側はに短い単管を敷き、ごろごろしながらふるいにかける方法としました。

必要なのはメインの赤土、そしてつなぎとなる川砂。

どちらも結構重いのです。

レディース達も一緒にがんばってくれて、みんなでわいわい一日かけての材料作りになりました。

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

ドームハウスにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

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ABOUTこの記事をかいた人

和田 啓宏

一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることの出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。