ドームハウスの呼称と面積

フラー型ドームハウスの1階床の形状は、十角形。
長い辺と短い辺とが、交互に並んでいます。

ドームハウスの床形状

2018.06.13
↑↑↑床の描き方はこちら。

ドームハウスのサイズは直径で呼ぶことにしています。
直径10Mのフラー型ドーム、という具合です。

この直径とは、床の中心から外周部分の角までの距離の倍。
床の角部分での半径を2倍した数を、
「直径=ドームサイズ」と表現することにしています。

なぜ角かと言うと、
この十角形の全ての角を通る円を描いてみると、、、

こんな風に「外接円」になっている訳です。

ドームを家として考える時には床面積が大切な数値となります。
しかしこの直径10mのドームハウスの床面積が何坪かというと、これが難しい。

円の面積なら簡単に出せますが、異形十角形の面積を正確に出すのは大変です。

そこで、7m~13mまでのフラー型ドームの床面積を並べて描いてみました。


50cmピッチで13個。



1坪は畳2枚分ですので、例えば10mの21.78坪は、
43.56帖の広さと言うことになりますね。

 

<追記>

大型のドームハウスは、
通常の構造フレームの作り方では安全性を確保し難いため、
なかなか実現出来ませんでしたが、
大学の研究機関と共に破壊実験を行う等の研究が実を結び、
昨年、直径15Mの大型ドームハウスを竣工させることができました。

 

近年は大型ドームのご要望も増えてきたため、
13.5m~15.0mの大型ドーム面積も追加しておきます。

ドームハウスのコンクリート構造壁

2023.07.15
↑↑↑十角形の床形状はこんな風になっています。

ここだけの特徴:RC壁と耐震性

2021.02.27
↑↑↑この床形状、それは耐震性と深い関係にあるのです。

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

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一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることが出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。