ドームハウスの玄関デザイン

玄関は家の顔。
人目に付くところですので、気を使って素敵にしたいものです。

建築においては、表面を整える事も大切ですが、それ以上に機能的かどうかが大切な要素となります。

例えば、玄関側の壁面に、突然ドアだけが唐突に付いている玄関。
小さなワンルームアパートとかによくありますよね。

気持ち程度の短い庇がついていたりもしますが、雨の日に玄関の前に立つと、背中に庇からの雨だれがポタポタ落ちてきてしまい、ない方がまだましとか。。。

機能はとても大切です。

玄関を考える際に考えておきたいことは、雨や雪がどちら方向に流れて行くか。
雪国や寒冷地では、屋根の上から雪も落ちてきます。
昼は晴れ、夜は氷点下になる地域では、溶けた雪が夜の間に氷になり、また溶け、また凍りを繰り返し、屋根の雪はそのうちに氷の固まりとなって落下します。
こうなると屋根はもう凶器。
雪が落ちてくる部分に通路を作ってはいけません。
車を停めていたら、ボンネットに数十キロの氷の固まりが、、、ということが実際によく起こっています。
通路になる所に雨や雪が落ちてこないような、屋根の作り方、大切ですね。

ここでは、雨や雪の事を考えて大きな屋根を作りました。 この新型ドームは形状がまんまるです。 特にガルバリウム鋼板(鉄板)で屋根を葺くと、表面がつるつるの上、単一な色合いの為、更に丸く感じます。
丸という形は、時に不安定に感じることがあります。
ころころと転がっていきそうな雰囲気を、見る人に与えてしまう。
そこで、大きめの屋根を張り出させました。
この屋根のデザインによって、大地にしっかりと根差した雰囲気を出すことができます。

また、雪が多い地域では、玄関前が広いと便利です。
もう少し広ければ、車を入れることも出来ますが、ここでは人と自転車程度。
車よりも、外で使う物を片付けておく外物置を優先しました。

玄関前は、何かと物が増えてきます。
スコップやホウキ、水まきホースや自転車の空気入れなどなど、無造作に置かれてしまいがちです。 いつも物がおいてある景色に慣れてしまうと、なかなかその乱雑さに気が付かなくなってしまう。 しかし専用の置き場があると無意識でありながら、いつもきれいに保つことが出来るのではないかと思います。

表面の化粧としては、雨がかかりにくい所に無垢板を張ってあります。 板は数年事に塗装をしたり、痛んでくると張り替えなければなりません。 なるべく雨がかからないところ、流れて行かないところを選びながら、板の面積を増やす努力をしています。
塗りや板金も良いですが、やはり私は板が好きですね。
柔らかい雰囲気を作り出してくれますので。

ドームハウスの玄関周り。
家の顔はあなたの顔。
よーく考えて設計しなければならないところですね。

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

ドームハウスにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

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ABOUTこの記事をかいた人

和田 啓宏

一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることの出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。