大型の2連ドームテント

2002年、イギリスで見つけたドームハウスです。

england_tent_dome1

鉄骨を簡単にボルトで接合してあるだけの簡易なものですが、

構造的には基礎も作られていてしっかりしています。

コンクリートの土間に、テントの屋根、

2つのドームを連結してあるところがとてもおもしろい建物です。

sengland_tent_dome2 sengland_tent_dome3

 

ここはエコ技術を子供達にも楽しく体験してもらうことを目的としたテーマパーク。

汚水に太陽の光をあてるだけで浄化するシステムや、自然の風だけを利用する換気システム、地熱を利用したエコ暖房、様々な古くて新しい?!技術を見ることができます。

 

そんな中にドームハウスがあったというのは、ちょっと嬉しいことでした。

最小限の材料で、最大限の空間をつくることが出来る技術というのは、使用材料を減らせるという意味ではとても経済的な建物です。

また、この大きさと視覚的なインパクトから来るおもしろさ。

みんなで使う施設としてはテーマパークに持ってこいなんですね。

england_tent_dome4

このような鉄骨のドームは、木造よりも簡単です。

構造計算も鉄の方が計算しやすいですし、作るのも簡単。

木造ってとても難しいんです。

木は材料によって強かったり弱かったりします。

節があって弱くなったり、含水率と言い、

木の乾燥度合いにより、強度が変わってしまいます。

また材料によっても、特性が様々。

松は重い物を載せてもなかなか曲がらない強さを持っています。

杉はと言うと、曲がりますがなかなか折れません。

粘り強いくしなるわけです。

 

大雪の時、鉄骨の駐車場は、鉄が曲がってしまい壊れます。

木造も想定以上の雪が降ると、やっぱり曲がってしまいます。

雪が溶けて晴れると、曲がった鉄はそのままです。

しかし、日に当たり乾燥すると、曲がった木はいつの間にか元に戻っています。

しなりが多い木ほど、そのような強さを持っています。

ただし、繊維を破壊するような折れ方だと、もう元には戻りませんが。

そんな木の良さを生かした木造の家をつくっています。

 

ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

ドームハウスにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

catalog

ABOUTこの記事をかいた人

和田 啓宏

一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることの出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。