ドーム型の茶席が「銀茶会の茶席」で金賞受賞!

島根県江津市にある島根職業能力開発短期大学校の住居環境科1年生3名によるチームが、日本建築学会創立130周年記念 建築文化週間 学生グランプリ2016「銀茶会の茶席」コンペティションにて「作品:-kumiko-」を出品し、金賞を受賞されています。

その「作品:-kumiko-」はこちら。

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日本建築独特の装飾技法である組子と古来の麻のデザインを融合したデザインです。高さ2.9m、広さおよそ2畳、土台上にスギ材のパーツ23個を組みドーム型にしているとのこと。

伝統的な技法の組子だけでなく、CADを駆使して、大工の規矩術(きくじゅつ)も応用しながら、組み立てを検討していったようです。その効果もあり、ドーム型になると曲線がきれいですね。

組子とは、棚や戸の装飾に使われる釘なしで格子状に木を組む工芸。
規矩術とは、木造大工の加工技術の一つで木造建物の仕口・継手その他接合部分など、部材の形状全般を規および矩によって作り出す手法。

最終審査では伝統技法で球体を生み出した技術力、そして茶席にふさわしい優しい雰囲気が好評を得て金賞を獲得したようです。

この技法はドームハウスでも可能?

上記のドームも、考え方自体はジオデシック・ドームなので、できないことはないのでしょうが、コストや気密性など考えると、かなりの難易度ですし、住居だと、まず建築基準法で引っかかりますね(笑)

ちなみに、弊社では、イベント等で展示しているミニドームでは、木材同士が組み立て&解体しやすいように、接続部分にジョイントしやすい部品を使っています。

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住居の場合は、すでにパネル化したものを組み合わせています。それにより、耐震性や断熱性、気密性に優れたドームハウスをつくることができるんです。

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都心での建て方

2016.09.26

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一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
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