ドームハウスの構造設計

国から構造申請許可をもらっている業者でないと、ドームハウスは特殊な構造なので建てられない、、、というご質問を良く頂きますが、そのようなことはありません。

ご質問の「構造申請許可」が、建築の際にあらかじめ役場や建築審査機関に申請を行う、確認申請の事を指しているのであれば、私たちが設計をする建物は、全棟構造計算を行っており、確認申請時に構造の安全性のチェックが必要な場合は、構造計算書類を提出し、審査を行っております。

ドームハウス自体を建設することすらできないのではないか、とのご質問であれば、おそらく「型式適合認定」のことを指しているものと思われます。

「型式適合認定」とは、国が前もって特定の建物を建築基準法に適合している、と認定する制度です。
型式認定制度は、同じ家を大量に生産するハウスメーカーの為にあります。 ハウスメーカーは、同じ工法の、同じ形の家を何百棟、何千棟と建てます。
その為、あらかじめ許可を取っていれば、建設時の確認申請業務を軽減することができます。
全く同じ家なのだから、構造に関しては審査はしなくてフリーパスで確認申請を通すことができる、と言うものです。

しかしながら、土地、土地により、基礎の構造は異なります。 地盤が緩いところもあれば固いところもあります。
風が強い地域や、雪が多い地域、気温の低い寒冷地や山間部など、建物が同じであっても、条件が異なる場合が必ず出てきます。
そのため、私たちは全棟、その土地や地域の条件に沿って、構造設計を行っております。
数年前までは、ドームハウスの構造は複雑であり、構造計算を行うことが難しい建物でしたが、コンピュータの発達により、個別に安全性を確かめることが出来るようになりました。

数年ごとに大きな震災が起こっています。 巨大地震が起こる度に、日本の建築基準法は改正を行ってきました。
前の、前の震災の頃の構造計算上の常識は、残念ながら今の非常識になってしまっています。
もし、そのような時に取得をした許認可で、個別に構造計算を行うことなくあなたの家が建てられるとすると?

大切なことは、あなたの家を誰がどのような方法で設計をしてくれているのか、と言うことなのではないかと思います。
私たちは、常に新しい設計方法を追いかけ、学び、最新の建設技術で建物の安全を確保しています。

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ドームハウスにご興味をお持ちの方へ

一人で家族のみの協力の下で始めた、森のドームハウス建設に始まり、
ドームハウスの専門家が集まり始めたドームドリーマーズを経て、
より多くの方々への情報を伝えるためのドームハウスインフォ設立に至りました。

 

お陰様でドームハウスの実績や活動内容も充実してまいりましたので、
カタログを制作してお届けすることができるようになりました。

ドームハウスにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

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ABOUTこの記事をかいた人

和田 啓宏

一級建築士事務所 studioPEAK1(スタジオピークワン)代表。 山梨の県北、南アルプス山脈甲斐駒ヶ岳の懐に位置する白州町の森にて建築・設計活動をしています。白州に活動の場を移して十数年。この自然の中でしか感じることの出来ない事を学び吸収し、建築に反映してきました。技術力やデザイン力のみではなく、心からわくわくし、楽しくなる建築をめざし日々精進しています。